Olivier Bernstein Premiers & Grands Crus
01
ブルゴーニュ
かつてじゃんけんした手、石、紙、鋏。
秋、春、夏、冬、
秋、春、夏、ブルゴーニュ。
遊びの場は2007年から、
Les Premiers et Grands Crus d'Olivier Bernstein
の冒険へ。
02
メゾン
ジャン・ベラン通り4丁目、ボーヌの町の中心。
その家は創造のアトリエ。
親密な場、私的な場、
しばしば交流と共有の場所。
03
メゾン
内、外、上、下、
石、金属、木、ガラス、開かれた場所、
隠れた場所．．．迷宮？
再会するには、
見失う時間が必要だ．．．
04
ささやかな事柄
『シンプルを極めたものが私にアイデアをもたらす』とホアン・ミロ。
『芸術にはシンプルに向き合う』と詩人ニコラ・ボワロー。
途方もないカーヴの誘惑、パースペクティヴ、光？
05
秘密
途方もないカーヴの誘惑、
パースペクティヴ、光？
しかしながらそこは、“発酵”のためというより
ヒンヤリと湿って秘密めいた薄暗がりの場所だ。
06
記憶
私は、祖父がウォルフガング・アマデウス・モーツアルト自筆の譜面を
所有していたのを覚えている。
私は、2002年の収穫期、
アンリ・ジャイエがカーヴで私に話してくれたのを思い出す。
彼が私に言った全てを覚えているわけではない．．．
07
色
．．．けれど私は、2007年ピノ・ノワールでワインを作りたいという
渇望にかられた時を覚えている。とにかくやってみよう．．．
黒い文字で Olivier Bernstein、
赤い文字で Premiers & Grands Crus。
08
それぞれの個性
le Petit Monopole （小モノポール）、le grand Premier（偉大なプルミエ）
le prince （君主）、 Le plus charmant（魅惑）、
le Monument（金字塔）、 le Conteur （語り手）、le Géant（巨人）、
le Compagnon（相棒）、 la Reine（女王）、 le Roi（王者）。
その欲望はシンプルで子供じみている。けれど“偉大なワインを作る”には、必要条件だ。
09
劇場
ジャン・ベラン通り4丁目、建物の内側では、
光と影の劇が密かに繰り広げられて、隠れたり、
見出したり、それは細心な人のために、
その欲望はシンプルで子供じみている。
けれど“偉大なワインを作る”には、必要条件だ。
10
エピローグ
ただ一つの本当の旅行、若返りの泉に浴する唯一の方法、
それは、新たな風景を求めに行くことではなく、
別な目を持つこと、一人の他人、百人の他人の目で、
宇宙を眺めること。
マルセル・プルースト 著『 失われた時を求めて 第5篇 囚われの女 』
— 鈴木道彦 訳 より
11
シーズンの終わり
01
ブルゴーニュ
02
メゾン
03
メゾン
04
ささやかな事柄
05
秘密
06
記憶
07
色
08
それぞれの個性
09
劇場
10
エピローグ
11
シーズンの終わり